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休職しても意外とお金はもらえる!私の体験談

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こんにちは、まどわくです。
私は58歳でうつ病を患い、1年4ヶ月間休職したのち、そのまま定年退職を迎えました。

休職するとき、一番不安なのは「お金」のことではないでしょうか。
私自身も、収入が途絶えてしまうのではないかという心配が大きく、再雇用で働く人の多くも、その理由は「お金の不安」だと聞きます。

ところが実際には、思った以上にさまざまなお金が支給され、制度に助けられることがありました。今回は、私が経験した「休職後にもらえたお金」についてまとめてみます。同じように悩んでいる方に、少しでも安心してもらえたら嬉しいです。

目次

1. 給与と賞与

休職しても、会社の制度によって給与と賞与が一定割合支給されました。
給与は8割、6割と減っていきましたが、それでも毎月収入があるのは大きな安心感。

賞与も3回受け取ることができ、満額、8割、そして「見舞金」という形で支給されました。

2. 傷病手当金

休職中は無給になるケースもありますが、その際には「傷病手当金」を受け取ることができます。
これは、最長1年半にわたって給料の約3分の2が支給される制度で、退職後も継続して受給可能です。

私は申請しませんでしたが、多くの人にとって大きな支えになる仕組みです。

3. 失業手当

退職後は「失業手当」を受けられます。
ただし、受給には「働く意思」が条件。体調が悪い場合は最大2年ほど先延ばしできます。

私は失業手当を360日間、しっかりと受給できました。

4. 労災保険

業務が原因で発症した病気やケガなら、労災保険が適用され、給与の約8割が補償されます。
ただし、因果関係の証明が必要です。

私の場合、うつ病の原因は社長にあったのですが、証明する気力はありませんでした。

5. 就業不能保険

これは個人で加入する掛け捨て保険です。多くの人にとって必須ではないと思いますが、私は精神疾患も対象の保険に加入していました。

掛け金は年8万円。休職から退職後までの間、毎月20万円を2年間受給でき、生活の大きな支えとなりました。

6. 障害年金

診断から1年半経つと「障害年金」を申請できます。医師の診断書や申立書を提出して審査を受ける仕組みです。

私は3級に認定され、厚生年金分の年金が非課税で支給されています。65歳からは老齢年金に切り替えた方が得ですが、1級や2級なら障害年金の方が有利な場合もあります。

7. 退職金

現役時代の給与は生活費で消えていきましたが、退職金は一度にまとまったお金が手に入る貴重な機会です。

私は38年間働き、退職金を受け取れたおかげで「働かない選択」ができています。

8. 副業収入

55歳からブログを始め、3年目と4年目には年間300万円を超える収入がありました。
ただ、調子に乗って散財してしまい、貯金には残せませんでしたが(笑)。

現在は月20万円程度。それでも課税されない範囲で収入があるのはありがたく、無理のない範囲で続けています。

9. 障害者手帳

うつ病などが6ヶ月以上続くと、障害者手帳を申請できます。

私は制度を知るのが遅く、退職直前に申請しましたが、それでも退職金の税金が15万円ほど軽減されました。直接お金が給付されるわけではありませんが、障害者控除や公共施設の利用料割引など、金銭的な優遇があります。

10. 所得税の還付金

退職した年には確定申告をすることで、税金が戻ることがあります。

私の場合、健康保険料や生命保険料、障害者控除、さらにブログの赤字を差し引いて、30万円が還付されました。

まとめ:お金より大きかった「自由な時間」

休職するときに一番怖かったのは「お金を失う不安」でした。
しかし実際には、多くの制度や仕組みによって助けられました。

振り返ってみると、65歳まで働き続けた場合と比べても、減ったのは6年半で約500万円だけ。

つまり私は「6年半の自由な時間を500万円で買った」ことになります。
そう考えると、損どころかむしろ得をした気分です。

あなたなら、自由な時間をいくらで買いますか?
私の経験が少しでも参考になれば幸いです。

動画でさらに詳しく解説しています

この記事の内容は、YouTubeチャンネル 「うつ病定年【まどわく】の現実」 でも公開しています。
実体験をもとに、休職から定年退職後までに受け取れたお金について、さらに詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

👉 動画はこちらからご視聴いただけます

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