【まどわく】は、60歳の誕生日を迎えました。
60歳の最初のステップである定年退職が迫ってきます。
定年退職について、会社から1通の通知が送られてきました。そこには、進む方向を決めるための、2つのステップが書かれていました。「会社を退職する」と「再雇用を希望する」です。
そして、再雇用した場合の参考給与も書かれていました。明確な数字で契約内容が示され、金銭的な安定が見通せることで、グラッと傾く気持ちが出てきます。
会社から来た通知の内容
会社から来た通知の内容は次のようなものです。
「休職期間は24ヶ月ありますが、その前に3月に定年退職日で休職終了です」
「退職となりますが、その後、どうされますか?」
「再雇用を希望される場合は、働けることを2月末までに認めてもらってください」
「もし再雇用する場合、給与はこのくらいになります」
年収で見ると現役時代の半分になります。しかし、会社に行けば、1年更新になりますが、最大5年間は職に困ることはありません。
このようなお知らせは、一般的なものかもしれませんが、会社に行くだけでもらえるリアルな数字にお金の欲が出てしまいます。
違う見方をすれば、給与が明確であることで、退職するにしても、再雇用を希望するにしても、後悔のない判断ができるようにも思います。
大切にしたいものは何?
会社員として再雇用を選べば、給与や社会保障をそれなりに享受でき、社会的信用も得られやすくなります。
60歳になって、仕事の好き嫌いなど言っても仕方ないでしょうし、現実的に見て十分な待遇です。
しかし、60代の時間の大切さは、これまで以上に重要なのではないかと思います。
いくつかの視点から考えると、
健康とフィットネス:
60代は、健康とフィットネスを維持するための重要な時期です。時間をかけて適切な運動や健康管理に取り組むことで、将来の健康状態を良好に保ち、充実した生活を送ることができます。
人間関係とコミュニティ:
60代は、家族や友人との時間を大切にすることが重要です。人間関係を築き、コミュニティに参加することで、精神的な健康や幸福感を高めることができます。
趣味や興味の追求:
60代は、自分自身の興味や趣味に時間を費やす素晴らしい機会です。退職後や余暇の時間を活用して、新しい趣味や興味を見つけ、楽しむことができます。
人生の目標や夢の実現:
60代は、人生の目標や夢を実現するための貴重な時間です。これまでの経験や知識を活かし、新たな挑戦に取り組むことで、充実した人生を築くことができます。
価値ある経験の積み重ね:
60代は、人生の経験を積み重ねるための重要な時期です。新しいことに挑戦し、学び、成長することで、人生の豊かさを感じることができます。
60代の時間は限られていますが、その限られた時間を有意義に過ごすことで、充実した人生を送ることができます。
時間を大切にし、自分自身や周りの人々との関係を大切にすることで、豊かな人生を築いていきたいと考えます。
人生をどのように生きるのかは自由
会社から来た通知に示された数字に心が揺れた年末年始でした。
結果的に会社から来た通知には、再雇用を辞退する旨を記載して返信しました。
提出したことで、スッキリしたわけでもないのですが、方向を決めたことで、腹が決まったという感じです。
人生をどのように生きるのかは自由です。
自由な時間を生きる喜びは、人生の最も尊い贈り物のひとつだと考え、努力や責任から解放され、自分自身の時間を十分に楽しみたいと思います。
自由な時間を使って、新しいことに挑戦し、新たな趣味や興味を追求することができます。
例えば、旅行やアウトドア、芸術や文化の探求、またはボランティア活動など、自分の興味に合った活動を見つけて、心から楽しみたいと思っています。
また、自由な時間が増えることで、家族や友人との絆を深める機会も作りやすくなります。
最後に
定年に向けて、改めて、人生の再出発について考えました。
50代を振り返れば、ゆっくりと下り坂を降りてきたように思います。意図的に会社員としての人生を降りるようにしてきた部分もあります。
それでも55歳から始めた副業ブログのおかげで、60代を生きる新しい脇道も発見できました。
4月から会社員としての給与収入はなくなりますが、これからの自由な時間を大切にし、心からの喜びを感じられる人生になれば良いと思います。